枝豆音楽祭後記

昨日、8/21は拾得にて枝豆音楽祭でした。

 


オープン前にも並んでいるお客さんが。どうなることかと思っていると、スタート時には足の踏み場もないくらいパンパンに。
総勢100人の満員御礼、ここまでとはちょっと予想していませんでした。

 

一番手のグラサンズは、最初からにぎやかで楽しく、と思って見ていたら、完全に引きこまれ、思わず落涙しかけるほどの好演奏。音楽ってこうだよなぁと。
和装、とドレスコードを決めさせてもらったのだけれど、まさか「甲冑」で来る方がいるとは思わなかった笑。足軽ー!とか、捨てゴマー!という野次が面白かった。

 

二番手おなじみClap Stomp Swingin'もやはり最高のステージ。クラリネットの山下さんが不在のため、ダシのうまみで勝負、といった原点回帰みたいな演奏。でも、この滋味にあふれたダシが滅法うまい。
四人バージョンの新生クラスト、きっとすばらしいんでしょうね。新しいCD楽しみ。

 

最後は松ノ葉楽団。サポートにめめさん(スティールパン、木琴)をお迎えして。
いまだに、ポンコツなバンドだし、ポンコツなままであることに対する後悔も少なくない。ステージだって演奏だって、決してうまいとは言えない。クールにきっちりとライブをやりおおせるようなバンドに対する憧れはつねにあった。
けれど、目の前にいる人が、自分たちの音楽で笑ったり泣いたりしてくれるのを見ていると、もうそれでたくさんだ、という気分になる。目に見えない何かを しっかりと受け取ったような気がして、こちらは勝手に救われた気分になる。この音は、ひょっとするとこのまま鳴らしていていいのかもしれないと。
昨日だって、ごく普通の、ただの夏の日曜日だったし、ある無名のバンドが、街の片隅でライブをしたに過ぎないのだろう。けれども、ひとびとの泣き笑いと大量のアルコールとが、そこにはたしかにあった。そのことが、僕らのささやかな音楽に救いをもたらしてくれた、と思う。
昨日居合わせてくれた方々、本当にありがとうございました。

 

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さあさあそして、本日22日は「枝豆音楽祭後夜祭」!
GROWLYビル3階の会場にて、19時スタート。
チャージは1500円+ワンドリンクです。
宴会兼ラストライブ!(演奏時間は短めです)

 

出演者:
シライリゾートオーケストラ
西洋彦
ラヴラヴスパーク
ヤマモトケンジ
パックワン
松ノ葉楽団